前回の更新で、まちづくりにおける「意識」と「知識」の違いについて書かせていただきました。「知識だけでは物事は動かない。意識を高く持って行動することが大切」――という言葉は、私が議員生活20年の中で得ることができた大事な教訓です。
私が長年取り組んできた文化事業においても、意識を持つということの大切さを強く感じています。江戸時代からの長い歴史を持つ新座市のシンボル・野火止用水の再生事業では、市をあげて独特の美しい景観を維持することに努めてきました。日ごろからボランティアの方々が積極的に清掃活動を実施してくださっておりますが、一方で、レジ袋などの家庭ごみが入り込んでしまって野火止用水の流れが中断され、それにより雑草が繁茂することがたびたびあり、管理の難しさも感じています。
過去には、正月三が日に業者の方が休み返上で野火止用水のごみを取り除いていたこともありました。今後もクリーンキャンペーンなどを通じて美化・啓発活動に努めていきますが、より多くの地域の方々のご協力が得られなければ、野火止用水の景観の維持は厳しいという現実に直面しています。
野火止用水に限らず全てに言えることではありますが、新座市民一人ひとりが「わたしたちのまち」という意識を持ち、管理していくという想いが非常に大事だと改めて感じています。「落ちているごみを拾う」「子どもたちの下校時間に見守りをする」など、まずは目先のことから、新座のために自分にできることは何かを考えることが大切ではないでしょうか。私も議員として、また新座市民の一人として、「自分にできること」をいまいちど考えてみたいと思います。
私、森田てるおが平成12年に市議会議員選挙にて初当選議員になって約20年が経ちました。この間、私は「中心市街地創造」の名の元に、良好な街並みづくりのため、新座駅を中心とした「核となるまちづくり」を進めてきました。現在は第一期・第二期の区画整理事業が完成し、第三期の新座駅北口土地区画整理事業が約50%、第四期の大和田二・三丁目地区土地区画整理事業が70%ほど進んだところです。皆様のおかげで、中心市街地創造という当初の大きな目標は達成されつつあります。
皆様のおかげで、中心市街地創造という当初の大きな目標は達成されつつあります。
長年の取り組みの中で私が感じたのは、当たり前のことではありますが、自ら動かなければ何も変わらないということです。頭でっかちになり、「知識」だけを振りかざして物事を動かそうとしても、うまくいきません。「意識」を高く持ち、実際に体を動かしてさまざまな場所に行き、市民の皆様と対話を重ねることで、区画整理事業をはじめとするあらゆる取り組みを軌道に乗せることができるのだと、肌身で感じてきました。人は、単なる目的や手段のためには動いてくれません。そこに相手の想いと行動が重なって初めて、より良いまちづくりのために協力してくれる人が現れるのです。
人は、単なる目的や手段のためには動いてくれません。そこに相手の想いと行動が重なって初めて、より良いまちづくりのために協力してくれる人が現れるのです。
この「意識」と「知識」の違いに気付けたことは、議員生活20年の大きな収穫でした。そして、高い意識を持って取り組む多くの方々と共に活動することの尊さを、いま改めて感じています。区画整理事業の終了にはあと数年かかりますが、新座の皆様と共に、事業完成を見守っていきたいと思います。
約600年の歴史を持つ平林寺は、広大な13万坪の境内林を有しています。この境内林は新座市唯一の国指定文化財として、昭和43年に天然記念物に指定されました。しかし現在、天然記念物指定から約50年が経過したことで、境内林は樹木の高木化や老木化、落ち葉の堆積などが進み、生育環境の質の低下が起こっています。
そのため、平林寺ではかつての武蔵野の雑木林の景観を取り戻すために、平成26年度から15年間にわたり、計画的に雑木林の再生事業を市として協力していくことになりました。落葉広葉樹林全体の伐採を行い、伐採した切り株から再生した新たな芽を育てることで、多くの植物が生育できる良質な環境を維持し本来の雑木林の再生をすることができます。
私森田てるおは現在、新座市の財産である平林寺の雑木林を守るべく、平林寺と市の文化財保護課との調整を図り、適切に伐採を進めるためのお手伝いをさせていただいております。平林寺境内林を訪れた皆さまには、しばらく騒音や振動などでご迷惑をおかけすることがあるかと思いますが、ぜひともご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックにて、新座市は射撃競技の会場に指定されており、国内外からさまざまな方々が訪れる予定です。加えて新座市はブラジルのホストタウンの認定を国から受けており、立教学院新座キャンパスをはじめとする複数の施設を活用し、各種競技の事前合宿を誘致する予定になっています。
新座市はこれまでフィンランド(ユヴァスキュラ市)、中国(河南省済源市)、ドイツ(ノイルッピン市)との友好姉妹都市提携を結んでおり、私、森田てるおも「新座市国際交流協会」の会長として積極的に関わってきました。そして現在は2020年に向けて、ブラジルのホストタウンとしての今後の展開を関係各所と相談しながら、具体的な方策を進めているところです。
この機をチャンスと捉えて、ブラジルをはじめとする海外の国々と有意義な国際交流を図るとともに、新座の国際化のために、将来にわたり継続できるイベントの開催や新座ブランド力の向上を図り「観光都市づくり」に邁進していく所存です。応援のほど、どうかよろしくお願いいたします。
平成28年7月に並木まさる市長が第7代新座市長に就任してから、1年が経過しました。「住んでみたい ずっと住み続けたい 魅力ある快適みらい都市」を目指す並木新市長のもとで、私たち議員は一致団結してさまざまな施策を進めています。平成30年1月には、市役所新庁舎の開庁も決定されています。
6期24年にわたった須田健治前市長の施策は並木市政にしっかりと継承され、新座駅周辺における土地区画整理事業も着実に進んでいます。第2期の新座駅南口第2土地区画整理事業は、平成28年度で全て無事に終了しました。平成29年度の現在は、第3期となる新座駅北口土地区画整理事業を全面的に進めるとともに、第4期となる大和田二・三丁目地区の土地区画整理事業にも継続して取り組んでいます。この大和田地区の約50ヘクタールもの広大な土地には、約3年後に大型流通センターや商業施設が完成する予定です。これまで調整区域だったエリアに新たな「まち」が誕生することは、新座のブランド力とステイタスの向上につながり、ひいては新座市民の皆さま一人ひとりの活力になるはずだと確信しています。
区画整理を通じて新座市をさらに活性化させ、街を元気にする__このことが、いずれ来る少子高齢化・人口減少社会に対応するべく私たち市議会議員に与えられた重大な責務だと改めて認識しています。今後とも森田てるおの活躍に、どうぞご期待ください。
今年2月で、私、森田てるおが新座市野火止に生まれて64年になります。この春には5人目の孫が誕生する予定です。4期16年にわたる議員生活を続ける中で、孫たちがすくすく育つ様子を見るたびに、「未来に誇れる新座市を作りたい」と誓いを新たに本日まで議員活動を行ってまいりました。
先人から受け継いできた、何にも代えがたい新座のすばらしい歴史文化と自然を大切に、自然と人が調和した環境を守り続けていくこと。そして、16.2万人の市民の皆さまが、笑顔と安らぎの中で過ごすことができる、豊かな地域文化が根付くメ文化の杜モを創造すること。それが、この地に生を受け、市政に携わる者の責務だと改めて感じています。
私がこれまで取り組んできた一連の土地区画整理事業は、魅力あふれる「文化の杜、新座」を創造する一翼を担うと考えます。今後も区画整理事業の推進が、活気と笑顔に満ちた地域の形成につながると信じて邁進していきます。
また、区画整理が進むにつれて、文化的な充実を図る施策__長い歴史を持つ野火止用水の再生事業、平林寺の周辺整備、「ふるさと新座館」オープン、新たな祭典「大江戸新座祭り」の開催など__にも積極的に取り組んでまいりました。その結果、メ住んでよし、訪れてよしモの豊かな地域文化が息づく魅力的なまちが形成されつつあると自負しています。
今後もさまざまな取り組みを通じて、「文化の杜、新座」の未来を切り拓いていきます。今後とも、皆さまのご理解と温かいご支援を、何卒よろしくお願い申し上げます。
先日、「森田さんのまちづくりのビジョンをひとことで言うと何ですか?」と聞かれました。改めて考えてみたのですが、もはや「安心して暮らせるまち」は当たり前。少子高齢化社会を迎えるこれから、新座に生まれ育った古参の住人として、いかに活性化した街を次世代に残すかが大事なのだと、最近しみじみと感じています。
そして、新座市の活性化のためには、「楽しめるまち」であることがとても大事だと感じています。住んでいる、または訪れてくれる人が心から楽しむことでまちの活力が生まれ、希望がわいてくるものです。私自身、まちづくりに関する全ての仕事を楽しみながら、新座での日々を送っています。
ひるがえって現代社会は、よりインパクトのあるものや、人目を引く派手なもの、そして確約された成果ばかりが重視されているような気がします。もちろんそれらは大事なことですが、インパクトや結果だけにとらわれてしまうと、行動(アクション)自体が目的化してしまったり、成果にとらわれて「やるべきではない」といった躊躇が生まれ、活力も、楽しもうとする気概さえも失われてしまいます。
新座市がもっと「楽しめるまち」「何でもできそうなまち」「自信を持って前に進めるまち」になる可能性は、限りなく広がっています。その可能性の一端でも、実際の行動を通じて皆様に提示するべく、森田てるおは日々邁進しています。
さて、7月18日(土)に南口通線にて、「第1回大江戸新座まつり」を開催予定です。新座市制45周年および区画整理事業の第2期完了記念として、阿波踊りなど様々なイベントも企画しており、私自身とても楽しみにしております。ぜひご参加ください。
新座市は、交通の利便性の向上、そして活気あるまちづくりのために、地下鉄12号線(都営地下鉄大江戸線)の大泉学園町から新座市、および武蔵野線方面への延伸運動をこれまで行ってきました。
平成27年度は、この「地下鉄12号線延伸計画」にとって非常に重要な1年になります。国土交通大臣の諮問機関である交通政策審議会の答申が、今年度中に予定されているためです。12号線の延伸を実現するためには、交通政策審議会の答申で、新座市中央部を含む区間が「整備すべき路線」として位置付けられることが必要になります。
地下鉄12号線の新駅として予定している馬場地区の「新座中央駅(仮称)」は、武蔵野台地の強固な地盤上に位置し、水害のおそれも少ないエリアです。また、野火止用水や平林寺、雑木林など恵まれた自然も豊富に残り、新座市が目指す「田舎の心地よさと都会の便利さ」を兼ね備えた理想のまちを実現するのに最適な場所です。今後はこのエリアを中心に、住んでみたい・訪れたいと思えるような「自然に囲まれた集約型都市」、かつ災害時に強い「安心・安全の防災都市」にすべく、まちづくりをさらに強化していきます。
森田てるおは「新座市都市高速鉄道12号線延伸促進期成同盟会」の一員として、地下鉄12号線を新座市まで延ばすべきだという答申を得るべく、エリアの魅力をアピールするなど、延伸促進運動に積極的に取り組んでまいります。引き続き、市民の皆様のご支援とご協力をお願いいたします。
平成27年度は、市制施行45周年にあたる節目の年でもあります。今年度も、田舎の心地よさと都会の利便性を兼ね備えた「理想のまち」を実現すべく、森田てるおは全力で市政に取り組んでまいります。
早春の候、皆様におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。ホームページでのご挨拶・ご報告が遅くなり、大変申し訳ございませんでした。これまでの間、新座駅周辺の土地区画整理事業をはじめ、新座市民の交通の利便性をさらに高める地下鉄12号線延伸計画、新座市役所新庁舎の建設など、様々な取り組みを進めてきてまいりました。そして、具体的な成果が表れています。ここでは、その一部をご報告させていただきます。
まずは平成26年4月、JR新座駅を中心に「ふるさと新座商店会」が新たに誕生しました。病院やファストフード店、携帯ショップなど、バラエティ豊かな21店舗がオープンし、さらに利便性が増したと好評をいただいております。高齢化や後継者不足によって周辺地域の商店街が次々と解散に至っておりますが、そんな中でとても希望に満ちたニュースになりました。活気あるまちづくりを進めるべく、今後もさまざまな企画やイベントを実行していきます。
新座駅周辺の区画整理も順調に進んでいます。私、森田てるおは第3期の「新座駅北口土地区画整理審議会」の会長として調整に努めており、平成33年の完了予定まで迷いなく突き進むのみです。そして平成27年度からは、新たにスタートした第4期の大和田二・三丁目地区の土地区画整理事業に重点的に取り組んでいきます。約50ヘクタールもの広大な土地を産業系に活用し、市街化区域へと編入することで、雇用創出と大きな税収効果、そして、より魅力ある町並みの形成が期待できると考えます。
現在、新座駅周辺の駐車場は、土日になると満車になり、多くのご家族連れの皆様で賑わっています。この数年で新座市は着実に活気を増しており、秋の紅葉の見ごろやウォーキングのルートなど、新座の話題がメディアで取り上げられるようにもなりました。自然散策・散歩・食事など憩いの空間が広がる「歩いて楽しめるまちづくり」が形作られていると実感しています。
平成27年度は、市制施行45周年にあたる節目の年でもあります。今年度も、田舎の心地よさと都会の利便性を兼ね備えた「理想のまち」を実現すべく、森田てるおは全力で市政に取り組んでまいります。
(仮称)大和田二・三丁目地区土地区画整理事業推進室(http://www.city.niiza.lg.jp/soshiki/85/)
11月1日(木)、観光都市にいざの発信・交流拠点である複合施設「ふるさと新座館」がオープンしました。240席のふるさと新座館ホール、野火止公民館、農産物直売センターと観光インフォメーションセンターを有する「ふるさと新座館」を、ぜひ市民の皆様の憩いの場として活用していただきたいと思います。
11月3日(土)に行われた「ふるさと新座館」のオープニングイベントには、ご家族連れなど延べ2万人の市民の皆様がご来場くださり、これから様々な楽しい交流を育む場となることを感じさせる素晴らしい幕開けとなりました。
このたびの「ふるさと新座館」のオープンにあたり、私自身の役割について改めて考えたことがあります。これまでは市民の皆様の利便性を高めるための都市計画として区画整理事業を進めてまいりましたが、今後は単なる物理的な利便性や快適性だけでなく、人々が交流し、存分に楽しみ、かつ新座というまちを慈しむことができる、「本当のまちづくり」が重要になると感じました。
10年以上の経験を積んだ4期目の議員としてできることは、「人々の心かようまち」の仕組み作りのために、これまで培ったつながりやノウハウを生かして、縁の下の力持ち的な存在として地道に活動を続けることです。現在、埼玉県をはじめとする各団体に働きかけ、様々な計画やイベントを実行に移そうとしています。こうした取り組みのいくつかは、近々改めて発表させていただきます。
美しい環境を保ち、行き交う人の心が通う「意識の高いまちづくり」を進めるために、一歩一歩、着実に取り組んでまいります。
今年7月に行われた新座市長選挙で、須田健治市長が6期目の再選を果たされました。順調に進んでいる新座市政の流れを途絶えさせることなく、今後も須田市長の元で議員活動ができることを、心より嬉しく思います。
須田市長はこの20年間、徹底した現場主義で「まちづくり」に邁進してこられ、自ら直接現場に出向いて交渉に及ぶことも多々ありました。単なる机上の報告主義ではない、須田市長のアクティブな活動があってこそ、こんにち多くの市民の皆様が市政にご協力くださっているのだと思います。
国政との関係作りや市民の皆様との協力体制構築など、20年という長い期間で着実に積み重ねた須田市長の功績は非常に大きいと考えます。思えば12年前、私が市会議員に立候補したのも、決して外部や他人任せにせず自ら動いて判断・実行する須田市長の、真摯な「まちづくり」の姿勢に感銘を受けたからでした。
このたびの須田市長再選により、私、森田てるお自身も、改めて4期目のスタートラインに立ったと気持ちを新たにしています。須田市長の下、これまでの議員活動で培った経験とつながりを糧に、よりいっそう、市民の皆様の利便性を高める様々な「仕組みづくり」を実現していきます。
これからの森田てるおの活躍に、どうぞご期待ください。
現在脚光を浴びている新座市の「観光都市づくり」事業の一つに、“屋根のない美術館”をコンセプトにした「フィールドミュージアム」があります。これは、新座市全域を美術館に見立てたもので、単に建物や風景を眺めるだけでなく、そこに住む人たちの暮らしや文化、産業などのすべてを展示物と考え、散策やウォーキングツアーなどを通じてより深く楽しもうというものです。この新座独自の取り組みは徐々に認知度が上がり、県外からもご家族連れやシニアなど、多くの観光客が訪れるようになりました。
この「観光都市づくり」に市民の皆様がご参加いただけるよう、市ではいろいろな仕組み作りを行ってきました。たとえば、各種イベントで活躍する観光ボランティアガイドの養成や、雑木林の維持活動を行う「新座市グリーンサポーター」の立ち上げ、野火止用水の清掃活動を行う「野火止用水クリーンキャンペーン」の実施などがあります。
また現在、新座市のボランティア組織はおよそ570団体にまで増え、観光や環境整備など、さまざまな活動で新座を活気づけてくださっています。市民の皆様のお力添えがあってこその新座市のまちづくりです。市民の力を結集することで、「住んでよし、訪れてよし」の魅力あるまちづくりが実現すると確信しています。
新座の文化の継承と地域活性化を図るこうした地道な取り組みは、決して目立つものではありません。しかし、頑丈な家づくりにはしっかりとした土台が必要なように、未来につながる新座のまちづくりにおいて、無くてはならないものです。
土台を固めずに建物の高さだけを競っていては、実体が伴わずすぐに崩れ落ちてしまいます。須田市長のもと、土台を固め続けてきた長年の成果がいよいよ形になりつつあります。今こそ、一歩一歩着実に歩みを進めながら、新座の「魂」の継承を行っていきたいと思います。
本当の意味での「まちづくり」とは何でしょうか。単に立派な道路を作り建物を建て、人目を引くオブジェをまちかどに据えるだけでは、真の「まちづくり」とは言えません。こうしたハード面にとどまらず、ソフト面での充実を図り、まちの「魂」を育んでいくことが何より大切だと思います。
いま新座市では、都市区画整理事業というハード面に加え、ソフト面においても「住みよい豊かなまちづくり」を推し進めています。その取り組みの例が、江戸時代からの長い歴史を持つ野火止用水の再生事業や、観光ボランティアガイド・観光都市づくりサポーターといった「市民参加システム」の構築です。市民一人一人がこれらの取り組みを通じて新座市の歴史と文化を身近に感じ、慈しみ、伝えていくことで、新座の「魂」の継承が行われると信じています。
また、今年11月完成予定の複合施設「ふるさと新座館」では、ドイツ製のグランドピアノが導入されることになり、コンサートホールとしての利用も可能になります。私はこれまで約25年間にわたり、新座少年少女合唱団の会長を務めてきましたが、新座の文化芸術のポテンシャルの高さを長年ひしひしと感じてきただけに、喜びもひとしおです。
今後、様々な取り組みや「ふるさと新座館」の活用によって、新座の子どもたちや市民の皆様の芸術の才がさらに磨かれ、新座から世界へと文化交流の輪が広がることを、切に願っています。
今年2月の新座市議会議員選挙におきまして、皆様からの熱いご支援を頂き、このたび市議会議員4期目の春を迎えることができました。ご報告が遅れましたこと、ここに深くお詫び申し上げます。
議員生活13年目となり、新座市固有の豊かな自然と、貴重な歴史文化を守り続けていくために、「自然と人が調和したやさしい環境作り」に尽力することが、市政に携わる者としての責任だと改めて強く感じています。
そのための主要施策の一つが新座駅前中心市街地創造であり、まちの活性化、土地の資産価値の上昇など、数多くのメリットを市民にもたらします。現在は第3期の計画(新座駅北口土地区画整理事業)が順調に進められており、私森田てるおはこの3月に「新座駅北口土地区画整理審議会」の会長の任を頂きました。これを機により一層、土地区画整理事業の推進に邁進し、新座市のさらなる発展および自然・文化・歴史の保全に努める所存です。
後世に残る住みよいまちづくりの実現に向けて、森田てるおはこれまでと変わらず、そしてこれまで以上に誠心誠意取り組んでまいります。今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
私、森田てるおが新座市に生まれ、今年で60年になります。息子3人、娘1人の4人の子どもはすでに独立し、一昨年には孫が生まれました。
孫が成人する20年、30年先の未来を見据え、より良い新座市を築いていきたい。孫の成長を見るにつれ、そう誓いを新たにするとともに、2011年3月の東日本大震災を機に、地域のつながりの大切さ、そして「まちづくりとは何か」について、改めて深く考えさせられました。
平林寺や野火止用水、雑木林など、何にも代えがたい歴史文化と自然を有するまち、新座。これらの貴重な財産と人が調和した環境を守り続けること、そしてこの苦難の時代にありながら、16万市民の皆様が笑顔と安らぎの中で暮らせるまちづくりを推進することが、市政に携わる者の何よりの責任だと感じております。
私の主要施策である「新座駅を基点とする中心市街地の創造」は着実に進んでおり、人の流れの活性化、土地の資産価値の上昇、市税収入の増加など、いくつものメリットをもたらしております。今後も新座の土地区画整理事業を推進するとともに、福祉・医療・教育における負担軽減策の実現、女性や高齢者の就業支援、農業・商業のブランド化や観光PRを通じての経済基盤の構築、快適な保育環境の実現など、制度面のさらなる充実を図り、「笑顔のまちづくり」のために、一つひとつに全力で取り組んでまいります。
3期12年にわたり、大勢の市民の皆様に見守っていただきながら、これまで活動してまいりました。皆様一人ひとりの想いを大切にしながら、さらに精進し、明るく笑顔にあふれた新座の未来を切り拓いていきたいと思います。
私、森田てるおは、「新座駅前中心市街地創造」を主軸に、4つの理念を打ち出しています。
1.誰もが住みよいまちづくり | 公共交通網や遊歩道、人々が集う快適な空間を整備し、子どもやお年寄りが活き活きと健やかに暮らせる環境づくりを推進します。 |
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2.安全・安心して暮らせるまちづくり | 福祉・医療・教育で市独自の負担軽減策を実現。高齢者・障がい者など弱者に優しい生活基盤や暮らしのセーフティネットをつくります。 |
3.産業が活発なまちづくり | 民間企業、NPOを活用して行政のスリム化を実現。有形・無形文化財の観光PRや農業・商業のブランド化などを通じ、産業活動を活発化します。 |
4.地域を担う人材を育てるまちづくり | 保育環境を充実させ、子どもたちが自らの適性に応じた教育を受けられる仕組み作りを実現。道徳教育を見直し、「心を育てる教育」を推進します。 |
平成24年現在、新座駅周辺の区画整理事業は、懸念されていた予算面での問題もクリアされ、順調に第二期、第三期と進んでいます。また、昨年は、全公立小中学校の普通教室へのエアコン導入、保育園2園の設立、地域集会所3か所の設置など、様々なアクションを通じて「快適なまちづくり」の実現を図ってまいりました。今年11月には市民の皆様の憩いの場「ふるさと新座館」(仮称)のオープンが予定されています。
新座市民の皆様が「新座にいるとホッとする」と感じていただけるようなやさしいまちづくりが、私森田てるおの目指すところです。こうした環境面の整備とともに、保育サービスの拡充、医療・福祉・教育の負担軽減、セーフティネット対策など、制度面でのさらなる充実を図ってまいります。
そして、昨年3月11日の東日本大震災から1年近く経過する現在、いまいちど災害対策を見直すことが重要だと感じています。震災を機に、新座エリアは地理的に風水害などに強く、また区画整理事業の進展により火災時の延焼が発生しにくい、「災害に強いまち」としての評価が高まっています。この評価に甘んじることなく、震災を教訓として、市民の皆様が安心して生活できる、さらなる「安全で住みよいまちづくり」を実施してまいります。
私森田てるおは、これまで3期12年にわたり、新座駅周辺の土地区画整理事業の推進を主要施策としてきました。
第一期の新座駅南口土地区画整理事業は平成16年に終了し、現在は第二期、第三期の区画整理事業が進行中です。そして新たに、第四期として大和田二・三丁目地区の区画整理事業が実施段階に入り、また第五期として都市高速鉄道12号線(都営地下鉄大江戸線)の延伸計画を実現させるべく、延伸促進運動を行っています。
平成24年1月現在、都営地下鉄大江戸線は大泉学園町(東京都練馬区)までの延伸が計画されています。今後は、新座市および武蔵野線方面に路線が一帯整備されるよう、新座市は清瀬市、所沢市および練馬区と「延伸促進期成同盟会」を立ち上げ、東京都庁への陳情を行うなどして積極的に働きかけているところです。
大江戸線の新座市への延伸は、交通利便性の向上、そして快適なまちづくりに欠かせないものであると考えます。住民の皆様の通勤通学に便利なだけではなく、都心から新座市方面への利用者が確保できるという意味でも重要になります。
かつて自治体は、一戸建てや団地・公団などの高層住宅を建て、駅を作り、定住してもらうための「まち」を作りました。しかし時代は移り変わり、現在はただ住むだけの「まち」ではなく、そこに住む人々が楽しみ安らげる憩いのまちづくり、そして外部から人々を呼び込み楽しんでもらえるような、魅力あふれるまちづくりが求められています。
新座市には野火止用水や遊歩道、雑木林、平林寺など、豊かな自然や文化遺産があります。こうした新座独自の魅力をさらに生かし、快適なまちにするために、私森田てるおは土地区画整理事業を全力で推し進めてまいりました。平成6年以降、第一期、第二期の区画整理を経て、人の行き来が盛んな活気ある「まち」が実現しつつあります。また遊歩道を整備したことで県内外から多くの方々がウォーキングやハイキングなどの自然探索に訪れるようになりました。
第四期の大和田地区整理事業、そして第五期における大江戸線の延伸は、新座市をさらなる魅力的な「まち」にするための計画であります。今後も区画整理事業を通じて、市民の皆様と対話しながら、人と自然が調和した、新座市ならではの素晴らしいまちづくりを実行していきたいと思います。
昨年末、ひょんなことからご縁ができ、浄法寺漆(じょうぼうじ うるし)で有名な岩手県二戸市を訪問しました。
現地を案内してくださった清川明彬市議は、旧・二戸市と合併した浄法寺町の、最後の町長だった方です。「浄法寺漆による地域再生プロジェクト」を立ち上げて漆産業の活性化を図ったり、瀬戸内寂聴さんを天台寺(てんだいじ)の名誉住職としてお迎えするなど、数々の革新的な取り組みを実行してこられました。
二戸市内の施設や道路はきれいに整備されていて、瀬戸内寂聴記念館や浄法寺漆の工房には年間多くの観光客が訪れます。現地の企業では、過疎化など地方ならではの諸問題を吹き飛ばすかのように、新卒の若者たちを含む大勢の方々が活き活きと働いていました。その様子を目の当たりにし、「これが本当の“まちづくり”なのだ」と、たくさんの学びを得ました。
市民の皆様、そして市外からいらっしゃる方々に、「新座にいるとホッとする」「新座に来るとホッとする」と言っていただけるような、やさしいまちづくりが私の目指すところです。今年11月オープン予定の「ふるさと新座館」、その他公共施設や交通網の整備を通じて、憩いと安らぎの空間づくりに尽力しておりますが、こうしたハード面の充実のみならず、ソフト面での魅力的な「仕組み」を作り上げることも大切だと感じました。
たとえば四季折々の祭りや地域密着型のイベント、年代に合わせたウオーキングやハイキングの健康プログラムなど、多種多様な企画を通じて、より市民の皆様が楽しめる、そして観光客が足を運びたくなるようなまちづくりを行います。そして新座ならではの、豊かな自然と人が調和した風景を大切に守り続けていきたいと思います。
このたびの二戸市の訪問で得たアイディアの種を大切に育て、新座の未来に活かしていきたいと思います。
昨年は、東日本大震災、さらには福島第一原子力発電所の事故により、人類史上まれにみる甚大な被害が発生しました。今なお、その影響が色濃く影を落とし、避難をされた多くの方々が住み慣れた故郷を離れ、市内に身を寄せている方もいらっしゃいます。一日も早く安心できる生活に戻られますように祈らずにはいられません。
政治の分野においては昨年9月に野田内閣が発足し、新しい政治がスタートして、今後の財政運営や外交の先行きが注目されます。また、震災の復興とともに国内経済の回復や税と社会保障制度の一体改革、円滑な外交など、大いに期待が膨らんでいるところです。
このような状況下において、新座市では本年、4年に1度の市議会議員選挙、そして市長選挙を迎えます。長期化する景気の低迷により厳しい財政運営を余儀なくされておりますが、保育園の待機児童対策を始めとして子育て支援や医療、福祉、教育など、ますます複雑かつ多様化する重要課題への早急な対応が求められます。
16万市民の皆様が明日への希望を持ち、安心して暮らせる安全な社会の実現に向けて、また、活力を持ち健康で心豊かに暮らせる新座市を築くため、一層の努力を続けてまいります。市民の皆様には本年も変わらぬご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
若かりし頃より家族ぐるみの交流を続けさせていただいている大本山大徳寺別院・徳禅寺の橘 宗義(たちばな そうぎ)師より、この新年も直筆の書を頂きました。
本年頂いたお言葉は、。とはめでたい雲、とは天駆ける龍の意です。仁政が布(し)かれて徳治が行われると、仁徳はやなどの瑞祥となって現れるという、西晋時代の文学者・左太沖(左思)の語です。
昨年日本を襲った大災害、原発事故がなお国力を消耗し続けている現在だからこそ、私心なく国民のために政治を執り行うことが最も重要だと考えます。
辰年の本年、くしくも私森田てるおは還暦を迎える年男であります。瑞祥が出現する世の到来を願い、の四文字を心に掲げて、新座市政に粉骨砕身取り組んでいこう。師の書を前に、そう決意を新たにした2012年の正月でした。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
私が新座に生まれ育ち、早や59年が過ぎました。少子高齢化社会を迎えた今、「お年寄りの医療や介護にどう取り組むのか?」「働くお母さん方が安心し、自信を持った子育てができるような保育の充実のためにどうするか?」「子どもたちが心豊かに育つ環境づくりをどう進めるのか?」など、解決すべき行政課題が山積しています。
地方分権が進み、行政にも自立が叫ばれている昨今ですが、3期11年にわたる議員活動を通じて、「市民から求められる市政」「市民が望む市政(政治)」「市民に望まれる市政(姿勢)」を訴え続けてきた結果、確実にその方向に進んでいるという実感が日増しに強くなっています。
その中で、新座駅周辺土地区画整備事業の推進は、私の新座市議会議員としての最も大きな課題です。新座駅を主軸とした中心市街地を創造することで、市全体に一体感をもたらし、「新座ブランド」を全国に発信しうる活力あるまちづくりが実現すると考えます。
皆さまと共に現実を見据えながら、今後の10年20年先を創造することが政治の根本であると確信しています。私、森田てるおはその一端を担うことこそが、皆さまより託された使命であると考え、市政にすべてをかけることを決意いたしました。
誇りある新座市、夢と活力に満ちた新座市のために全力を注ぐ覚悟です。何卒、皆さまのご理解と温かいご支援を賜りますよう宜しくお願いいたします。