新座ならではの地域性や、貴重な歴史文化・特産品を「新座ブランド」として確立し、新座市の知名度の向上と産業の活性化を図り、新たな活力を蓄えられる環境を備えたまちを実現していきます。また、緑豊かな自然のリソースを持つ「エコタウン」としての魅力も伝えていきます。
新座市内の優れた商品を「新座ブランド」として認定し、広くPRすることで新座市のイメージの発信と産業振興、地域経済の活性化を図る取り組みです。2015年11月、「新座ブランド」第一弾として日本酒や焼酎、和菓子、うどんなど10品が認定されました。 「新座ブランド」認定商品には目印としてロゴマークが貼付され、市ホームページやリーフレット、チラシへの掲載、直売所での販売などを通じて、市が積極的にPRして販売促進を図ります。
武蔵野台地を西から東へと流れる、玉川上水の分水(全長24q)。江戸時代に松平信綱によって、新田開発で入植した人々の飲料水・生活水確保のために開削分水されました。
作物が育たない荒れ地だった新座の地に用水が引かれることで、農工業が盛んに行われる豊かな土地となりました。以降およそ300年もの間、生活用水・かんがい用水として利用され、野火止用水沿いには平林寺をはじめとする歴史資源、雑木林、農地など、独自の景観が形作られました。野火止用水は、まさに新座市の礎(いしずえ)といえる存在です。現在は飲料水の供給は止まったものの、その豊かな文化的景観が評価され、散策コースも整備されています。
野火止用水の再生事業は、新座市の区画整理事業の大きな柱でもあります。現在、河川や水質の専門家らで構成されるボランティアグループを組織して、快適な水辺環境の推進に努めています。
約600年の歴史を持つ、臨済宗(りんざいしゅう)の古刹(こさつ)。1375年、岩槻(現在の埼玉県さいたま市岩槻区)に当時の岩槻城主・太田備中守によって建てられ、寛文3年に野火止の地に移されました。雑木林や杉林・竹林などで覆われた広大な13万坪の境内林は、昭和43年に天然記念物に指定されています。中庭の林泉境内は、用水を引き入れた池泉式回遊庭園。茅葺(かやぶき)の建物は、350年前に岩槻から移転した当時の姿をとどめています。
新座では、キウイ、ラ・フランス、ブルーベリー、ぶどう、りんごなど様々な種類のフルーツ、新鮮な季節野菜を栽培しています。とれたてのフルーツ・野菜が購入できる直売所も市内の各所にあります。
姿かたちはゾウにそっくりですが、模様がキリンに似た不思議な動物。「雑木林とせせらぎのあるまち新座」の雑木林(ぞうきばやし)を“ゾウキリン”と読み間違えて新座市にやってきましたが、その居心地の良さにそのまま住み着いてしまったゾウキリン。新座市のイメージキャラクターとして、市内のイベントなどに出没して子どもたちを楽しませています。